マルセイユ

マルセイユ

鉄道を使って旅をすると、到着した駅がそのままその町の印象につながることがある。
マルセイユの駅は、私にとってまさにそういう存在である。

初めてこの駅に降り立ったのは、いつのことだったか。いつの季節だったか。パリやヨーロッパの大都市の大きな駅は、どれも立派で目を見張るものが多いが、マルセイユの駅が印象に強く残っているのはなぜだろう。

駅の構内から一歩出ると、高台にある駅から眼下にマルセイユの通りが広がる。開放的なすがすがしさと見渡す景色のよさ、階段に配置された彫像の素晴らしさに立ちすくんだことを覚えている。Pict0112

駅前の通りの緩やかな坂道を下ると、目抜き通りのカナビエール通りにたどり着く。カナビエールを右手に折れると、ヨットのマストで埋まっている旧港が見えてくる。潮の香りのする港に、隣接して都会がある。そのアンバランスさもマルセイユの魅力なのだ。

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