アヴィニョンの橋
アヴィニョンの橋で、踊ろう、踊ろう
アヴィニョンの橋で輪になって踊ろう
童謡にもなっているこのアヴィニョンの橋、実在します。ただし、17世紀以来壊れて修復されないまま、対岸に渡ることのできない橋として残っています。
1177年、アヴィニョンの北、アルデッシュ地方のヴィヴァレの谷に住むベネゼという羊飼いの青年が、ローヌ川に橋を架けよというお告げを聞いたことから物語が始まります。
ベネゼはアヴィニョンにやってきて、人々にお告げの話をしますが、最初は誰にも相手にされません。それどころか狂人扱いされる始末。けれどもあまりに一生懸命に訴えるのである人がベネゼに言います。それほどに言うのなら、証拠を見せろ、神通力でもあるのなら信じようと。するとベネゼはそれまで何十人もの大男がかかっても動かせなかった大きな石を軽々と肩に担ぎ上げて、その石をローヌ川に投げ込みます。そして、その大石が、橋の礎となり、やがてベネゼの神通力のうわさを聞きつけた人々から寄付が続々と集まり橋が完成するのです。
ベネゼは橋の完成を待たずに亡くなります。そのベネゼのために橋の途中に礼拝堂が作られました。17世紀に礼拝堂から移されたベネゼの聖遺物を20世紀になり調べたところ、本当に20代の青年の骨だと鑑定されました。ベネゼが実在したかは定かではありませんが、このことから実在した人物であったのではないかと言われています。
橋は歩行者と騎馬通行者のための橋であったため、幅が4メートルしかありません。
歌にあるようにアヴィニョンの橋の上で踊ったのではなくて、橋の下で踊ったというのが本当のようです。
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コメント
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ぬぬさんの誕生日、私と1日違いですねっ!
投稿: C | 2007年11月22日 (木) 13時29分
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投稿: みんな の プロフィール | 2007年12月 7日 (金) 02時05分